「おともだちの木」との交流 1回目

新型コロナウイルス感染症の初めての緊急事態宣言が発出されていた2020年5月から、運動不足解消&ダイエットを兼ねて、日常の中でおさんぽをするようになりました。

日によっておさんぽコースを変えていて、その1つである阪神大物~杭瀬駅コースを2021年5月上旬のある日歩いていたところ、小田南公園前を通りかかったところで、キノコが生えていそうな香りが気になって立ち止まりました。マスクをしているにも関わらず、強烈な香り! そのエネルギーの強さに心惹かれるものの、その日は「木陰の湿り気のある土の香りかな」と確認もせずに帰宅。

しかし2日目に通った時も強烈な香りが漂ってきて、「タケノコの皮の匂いに似ているんだ!」とひらめくと、香りの正体が気になってしょうがなくなりました。インターネットで検索! すると、5月に漂うその香りについて掲示板などで意見交換されており、香りの例えも人それぞれ。どうやら木の花の香りらしいとわかり、3日目には「あの木らしい」木を特定。

公園管理事務所に問い合わせれば何の木かを教えてもらえるとは思いましたが、秋になって木の実を見ればまたヒントがもらえるはずと、「秋のお楽しみに」として残していたんです。

しかし、おさんぽコースをさまざまに変更するうち、2021年秋はいつのまにか過ぎ去ってしまい…昨年2022年秋にようやく確かめに行ったのでした。

「どんぐり系の木」と予測していたものの的中とも、「何々の木」と発見ともならず。わからなかった理由の一つに、どの木かがわかる状態で記録をとっていなかったことがありました。どの木かがわかれば、公園管理事務所に連絡をすれば教えてもらえたかもしれません。

1年半も経つと成長や剪定などによって印象が変わり、この木だと確信を持てなかったんです。その時気づきました。「私、ちゃんとわかろうとしていなかったんだなぁ」って。この木も、あの木もと思わず、「この木」と決めていればよかったって。

そこで、今度は1本の木とおともだちになろうと思ったんです。

残念ながら、小田南公園は再整備されてしまうため、あの気になった木と交流し続けることは難しくなってしまいました。ほかの場所で気になる木を見つけることにしたんです。少なくとも月1回は訪れて、挨拶したりしゃべったり触れ合ったりということを続けていきます。

写真の木が、私がおともだちになりたい木です。出会い記念日は2022年12月9日(金)。

国道43号線沿いで出会いました。「今、目が合いませんでしたか?」のごとく、「なんか気になる!」となったんです。

前回の反省を踏まえて、どの木かが明確になるように背景までわかるように記録写真を撮っています。

これから交流日記を書き綴っていきます。

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